ひと昔前までは、外国語の勉強も兼ねて外国映画を原語で鑑賞するという人が少なくなかったように思えます。特に英語は。で、そんな格好つけていて、実は英語は全然わからなくて、必死で字幕を追っているだけだったとか。
ところがいつからか、そんな字幕にこだわる人の数はどんどん減少して、今では吹き替え組が逆転しています。映画に語学教材的役割を求める人は、英語の字幕が出るという教材バージョンを別に購入するということです。
画面で、映像の進行についていきながら同時に文字を読んで内容を理解するというのがだんだん面倒になって来た世代、文字が読みづらくなってくるシニア世代が、字幕離れの張本人かと思っていたら、子育てなど忙しくて字幕ものは「ながら」では見にくいという世代も、いちいち字を読まないとセリフがわからないなんて面倒だと感じる若い世代も、まんべんなく吹き替えに好感を抱いているようです。
特に映画作りが大きく変わる中で、画面の切り替わりのテンポが速くて、字幕を追いかける時間がないとか、3Dメガネをかけて字を読むのはキツイとかも、大きな理由です。