世に大規模商業施設と呼ばれるところには、ほとんどと言ってよいほど映画館が併設されています。複合映画館ですね。上映ホールが複数あり、同時に何本もの映画をやっていました。何が観たいのかわからなくてもとにかくそこへさえ行けば、時間つぶしにでも何か映画を観ることができたというわけです。
しかし時代の変化に伴い、こうした大型の映画館は存続が危うくなってきているのです。映画そのものがディジタル化し、従来のフィルム型映画の設備では対応できなくなってきています。おまけに3D。スクリーンの数だけたくさんあるというのでは、もう対応できない時代に突入したということです。
新しい設備の導入には多額の費用が必要なため、スクリーン数を減らしてでも生き残りを賭ける道しか残されていません。スクリーン数、つまり同時上映本数を競う時代から、ハイクオリティの映画をしかも3Dで観られるという上映の「質」へと、映画を鑑賞する側も要求が変化してきているということでしょう。